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耕して天に至る 愛媛県 -南予用水農業水利事業-
中四国エリア
戦後の国営事業









崖の農地



蜂須賀家政
南予地方の地形
南予地方の地形
 愛媛県は、分水嶺が海岸線近くを走り、県土面積の2/3を山地が占めています。西日本第一の石鎚山(1,982m)をはじめとする1,700mを越す四国山地が東西に走り、先端は佐田岬半島となって豊後水道に細長く突き出しています。さらに、宇和海に面する南予地方一帯は、分水嶺が海岸付近を南北に走り、崖が海岸まで迫る典型的なリアス式海岸。降った雨は内陸に流れ、宇和海に注ぐ川はほとんどありません。宇和町に源流を持つ一級河川の肱川も、山々に阻まれて宇和海には注がず、内陸の複雑な地形に沿って流れ、遙か北の長浜町から伊予灘に至ります。
 このように、山が海岸にまで迫っているため、大きな河川は形成されず、小河川や渓流も急峻で流路も短く、数えるほどです。そこに開かれた農地の、実に71%が傾斜15°以上という急斜面地帯であり、例えるなら「農地は崖、川は滝」と言えるでしょう。つまり、水田に適したところは皆無に近いのです。
 その昔、沿岸漁業を営む人々が、農業にはほど遠かった海岸付近の土地を開墾し、自分たちの食料の足しにとわずかに耕作したのが、現在のこの地域一帯に拡がる段々畑の始まりでした。


愛媛県 ―南予用水農業水利事業