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戦争に翻弄されながらも築いた、水土の沃野 千葉県 ―大利根用水農業水利事業
関東エリア
戦後の国営事業










地形的弱点



海岸から山頂に至る段々畑
海岸から山頂に至る段々畑
 この地方は、富士山の噴火による火山灰が一万年以上もの長い時間をかけて堆積してできた洪積台地で、標高は50m程度のなだらかな丘陵地帯です。しかし、下図の等高線が示すように台地の地形は海の方角ではなく、東は利根川、北東は黒部川、北西は栗山川の方向へ傾斜しています。この結果、台地の南東に広がる干潟平野(干潟地区、旧椿海)と九十九里浜平野(大利根地区)に向かって流れる大きな川がなく、9,200haもの広大な平野がありながら、農業には不向きな根本的な地形的弱点をもっていました。両平野に対応できる用水源は、小さな13個の溜池とわずかな地下水だけという、天水に頼るだけの農業を強いられていました。
 今では、東総の穀倉地帯として豊かな農作物の生産地と変貌を遂げていますが、そこには数百年に及ぶ農民達の辛苦に耐えた水を巡る闘いの歴史が繰り広げられてきました。
千葉県の地形区分
千葉県の地形区分  


千葉県 ―大利根用水農業水利事業