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信玄の里は天下一のブドウ王国 山梨県 ―笛吹川農業水利事業
関東エリア
戦後の国営事業










甲府盆地の農業



  山梨県の土地面積は約4,254km2であり、富山県(約4、252km2)、石川県(4,197km2)福井県(4,191km2)などとほぼ同じです。しかし、農地面積となると富山県の60,200ha(水田57,800ha)、石川県の45,000ha(水田38,000ha)、福井県の41,900ha(水田38,100ha)に比べて、山梨県は26,000ha(水田9,010ha)ですから、北陸の県の半分から6割程度となります(データはいずれも平成16年)。
  しかし、江戸時代中頃のデータを見ると、富山51,297町、石川(加賀・能登)50,745町、福井(越前・若狭)44,452町に対して、山梨(甲斐)は45,094町ですから、ほぼ互角だったことが分かります。
  またわが国の農地面積がピークであった昭和36年の山梨県における農地面積は51,400ha(水田20,100ha)となっていますので、近年になって半減したことを示しています。これは都市化や工業化もさることながら、山国ゆえの水田の少なさが大きく影響しているものと思われます。
  しかし、山梨県は落葉果樹王国としてブドウ、もも、すももが全国一の面積、生産量を誇るとともに、ワインの生産量も全国の40%を占めて日本一、また、花き・野菜・畜産等においても特色ある農業が展開されています。したがって、農地面積の減少(水田の減少)はいわば土地利用の最適化の結果であり、悲観すべきものではないのかも知れません。
  とりわけ、この事業の受益地である甲府盆地の東部は約9割が果樹園であり、農・工・商がバランスよく配分された独自の田園地帯を形成しています。



山梨県 ―笛吹川農業水利事業