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数百年に渡って繰り広げられた水論 岩手県 ―山王海農業水利事業
東北エリア
戦後の国営事業






慢性的な用水不足



 グラフは盛岡と名古屋の月別降水量のグラフです。盛岡の年間降水量は1,265mmで全国的に見ても少雨地帯に属しています。そのうえ、グラフの比較からもわかるように初夏から夏の雨が少なく、冬は雪が降ることで降水量が多くなっています。稲の発育が盛んな初夏から夏が大事な時期であるのにもかかわらず、雨が少ないため水を確保することが困難でした。また、この山王海地方を潤している最大の用水源は滝名川ですが、この川は、北上川に流れ込む小河川であり、流量が乏しいため、さらなる慢性的な用水不足を招いていました。
 そのような状況であるため「一滴の水も無駄にはするまい」と、かつて江戸時代の滝名川には27個もの堰が存在していました。最も上流の堰から最も下流の堰までの間が、わずか10kmに満たない距離でしたので、その間隔は1kmのうちに3個ほどの堰がひしめくほどの狭さでした。
降水量


岩手県 ―山王海農業水利事業