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開拓精神が生んだ農行王国 ―豊川用水事業
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積年の悲願



 愛知県の東三河地域は、本州のほぼ中央にあって、太平洋に面しています。その主となる水源は豊川。愛知県では、木曽川、矢作川とともに三大河川と呼ばれています。しかし、その規模を木曽川と比較すると、流路延長は約3分の1、流域面積は約7分の1と圧倒的に小さいことがわかります(図1)。また、この川の特筆すべき点として、最大流量と最小流量の差(河況係数)が、日本の河川の中でも飛び抜けて大きいことが挙げられます(図2)。これは、流路が短い上に、急峻な山々を通っていることと、この地域の降水量が、季節によっても、年によっても、非常に変化が激しいことによるものと考えられています。
 このような不安定な性質を持つ豊川は、豪雨となれば洪水を引き起こし、日照りが続けばまたたく間に渇水となりました。
 その被害をたびたび被ってきた東三河農民にとって、豊川を制することは、積年の悲願だったのです。

■図1:愛知県の3大河川 ■図2主要河川の河況係数




愛知県 ―豊川用水事業