第三の形態【農場の整備】
 古くは条里制(公地公民制)に見られるように、整然とした区画の農地が造られました。しかし、その後千年以上を経る間に、農地は細分化されたり分散したりと、日本独特の所有形態を形成していきました。
 農業技術の進歩による農地の整理が求められるようになったのは、近代になってからです。明治20年代になって馬や牛の動力が導入され、新しいタイプの土地改良、圃場整備(当時は田区改正と言った)が始まりました。コンバインや農業技術の進歩に伴って、農地そのものの区画も変化してきました。
 言うまでもなく単位面積あたりの収穫量や労働量も改善され、生産性は飛躍的に高まりました。ちょうど、身体を鍛えたり、シェイプアップしたりして身体能力を高める行為と似ています。