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大明神信仰から土地改良へ -国営中勢用水農業水利事業-
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古代の神領



古代の領域
 鈴鹿山脈の錫杖ヶ岳を源に、参宮街道沿いに伊勢平野を西から東へ貫流し、津で伊勢湾に注ぐ安濃川。流長28.9km、流域面積110km2の2級河川です。安濃川流域は古くから農耕文化が発達し、全国的にも珍しい「弥生の琴※2」が出土した「納所遺跡」をはじめ、弥生時代中期には、拠点的集落が各地で出現します。奈良時代には条里制が試行され、条理の第1条にあたる津市八幡町に「津八幡宮」、最終区画にあたる芸濃町雲林院に、水源の神として「溝淵(うすゆ)大明神(美濃夜神社)」が祀られ、共に安濃郡※3の守り神としたと伝えられています。
  平安時代中期からは、伊勢神宮の神領として、米、野菜、果物などを安濃津の港から、伊勢の大湊へ運んでいました。津市内の「納所」「神納」などの地名に、その名残を見ることができます。
 しかし、この流域も元来豊かな平野ではありませんでした。この地域の農業は、まさに水不足との戦いであり、先人たちの血のにじむような努力によって支えられてきたのです。

※2・・・

弥生の琴は、津市の納所(のうそ)遺跡からのみ発掘されています。約2,200年ほど前の弥生時代に、豊作を祈願する儀式で奏でられた楽器であり、6本の弦を持つ琴と推定されています。

※3・・・

現在の津市、安濃町、芸濃町、美里村一帯


三重県 ―中勢用水農業水利事業