第一の形態 【農業水利】
安曇野平野の水路網
 第一の形態は、古代から現代にいたるまで土地改良の中核をなしてきました。川を木材や石で堰き止め、そこから水路を引いてくる手法は、現代の頭首工、コンピューター制御による配水システムとなっても、基本的には同じ原理です。
 ちょうど人間の身体に血液が循環することによって生命が保たれているように、生きた土地は健全な水循環によって保たれます。ダムやため池の機能は心臓に酷似しています。幹線水路や支線水路は動脈、個々の水田への末端水路は毛細血管、排水路は静脈に例えられます。
 土地改良とは、その土地に生命を与えて“生きた土地”を創る行為だと言っても過言ではありません。