水土の成り立ち 03:「ためる」 満濃池 ▲満濃池と讃岐平野(提供:水土里ネット香川) 香川県讃岐平野に、日本最大の農業用ため池である「満濃池」があります。長い歴史の中で、決壊と修築が繰り返されていますが、もっとも有名な工事は、約1,200年前に有名な仏教僧・弘法大師空海が行ったものです。近代のダムに多く採用されている、アーチ構造の堤をつくりました。 香川県は、雨が少なく、川にも恵まれていません。この大きなため池は、子池、孫池、ひ孫池とつながって、広い平野を潤しています。