title
title

下は、寛治三年(1089年)の越後絵図である。 驚くべきことに、今から約900年前の平安時代、新潟平野はすべて海だったことになる。 新津や古津(津は港の意)、長岡や小千谷が河口であったらしい。角田山や弥彦山のある半島の先端 に「新潟」の文字が読める。燕や三条、白根、豊栄、亀田といった地名はない。


もっとも、この寛治図については後世の想像図であるとの説が有力ではある。 しかし、平成9年に作成されたコンピューター解析絵図で現在の新潟平野の正確な地形を知ったら、 おそらく万人が愕然とするであろう。


back-page next-page